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第7回メルマガ発行!!

2019.05.11

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一般社団法人沖縄県里親会

 

里親会ホームページ会員向けニュース(一般用) 第7号(2019/5/11)

(このメルマガは、HPにて会員登録していただいた「すべての方」にお送りしています)

 

1.担当者徒然

2.お知らせ

3.質問、ご意見コーナー

4.その他ご案内

 

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1.担当者徒然

新元号「令和」の時代となり、行政文書も「平成」と「令和」が入り乱れ、特に今月は頻繁に頭がこんがらがってしまい、スケジュール帳とにらめっこの日々です(^^;)

さて、国は近年「里親制度の充実」を積極的に提唱し、進めているところですが、新年度に入り、まずは卒業児童の「自立」を支援するための働きの一つとして、「NPO法人にじのはしファンド」が業務委託先となり、「アフターケア相談室にじのしずく」が開設されました。今後「こころサポートさとおや」を含めて、里親会としても担当者間の連携を密に、情報を共有し、活用していきたいと考えています。また今年は一年間かけて、沖縄県が中心となって「沖縄県社会的養育推進計画(社会的養護分野)策定」がなされます。これはこの先10年間の社会的養育ビジョンの基本となるもので、社会的養育の大きな変革を前に、より良い話し合いと計画が策定されることを願い、私たち里親会も松川会長を筆頭に参加させていただきます。ぜひ里親制度に関心のあるみなさま一人一人の理解とご支援を、続けてよろしくお願いします。

[崎原盛親]

 

2.お知らせ

a, 一般社団法人沖縄県里親会総会の開催

来る5/25 (土)に、今年度の定期総会が開催されます。今年は、通常の決算、予算、事業報告、事業計画の他、役員の改選年に当たりますので、新しい理事(会長・副会長は理事の互選)、監事が選任されます(再任含む)。結果は来月のメルマガにてお知らせする予定ですが、里親会の運営や総会資料、総会議事内容等について、更に詳しいことをお知りになりたい方は、お気軽に事務局までお問い合わせ下さい。

 

 

3.質問、ご意見コーナー

Q,友人に「里親になっても、なかなか子どもは預けてもらえない。」と聞きましたが、里親になっても、子どもを預かれるようになるまでには相当な時間がかかるのでしょうか? 実際、県内の里親は余っている状況なのでしょうか?

 

A.現在沖縄県内においては238世帯の里親家庭(ファミリーホーム含む)があり、その内の約半数が、実際に里子を養育しています。この数字からは、里親数は充足しており、里親になっても養育できるのは1/2だと考えてしまいがちですが、実際の内容は少し違います。まず初めに、里親の中で「特別養子縁組のみ」を希望している方には、該当児が少ないために、やはり時間がかかってしまうことはあります。県内での里親制度を活用しての特別養子縁組は一年に数組です。このため、特別養子縁組を希望する場合は、里親制度の活用よりも、民間団体を活用した方が話は早いようです。そのため県としては、今年から民間特別養子縁組あっせん機関に補助金を拠出し、活用する事業をスタートしています。一方で、家庭での養育が一時的に困難で家庭復帰の可能性のある児童については、国はできるだけ「里親家庭での養育を進めていく」こととしていますので、現在養護施設に入所している児童も含めて、里親の数が増えればそれだけ里親家庭で生活できる子どもたちも増やすことができます。そう考えると、現在の里親数は決して多くはありません。

また措置委託だけでなく、緊急一時保護児の委託先としても里親は活用されており、特に乳児を保護した場合、一時保護施設や児童養護施設では保護できないために、満床の乳児院に入れない赤ちゃんは、里親家庭でお預かりしています。この場合、住民票の移動などがなく措置児童数にはカウントされませんが、実際には里親家庭で生活している赤ちゃんが多くいるわけです。子どもたちの状況や環境などで、どうしてもマッチングが必要とはなりますが、いつでも子どもたちを迎えられる環境があれば、里親制度は更に活用できます。ぜひ思いがあれば、里親になることをご検討ください。

 

4.その他ご案内

新年度に入り、二百数十円程ですが措置児の一般生活費がさらに増額されました。20年前、児童虐待がようやく社会的に認知され始めた頃に比べると、このような金銭的なサポートだけでなく、支援機関の充実や児相対応など、里親制度は飛躍的に充実してきています。もちろん課題がこれですべて解消できるわけではなく、まだまだ先進国イギリスの足元にも及びませんが...。

より良い子どもたちの「育ち」のために、続けて皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。また里親制度に関心を持っておられる方は、ぜひさらに一歩踏み込んで、関わりを深めてみませんか?ぜひ小さなことでも、お気軽にご連絡ください。

それでは、次回メルマガは6/8頃の発行を予定しています。続けてどうぞよろしくお願いします。

 

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発行:文書委員会

崎原盛親 kibou@nirai.ne.jp

仲松学 sakuramita0102@ezweb.ne.jp

仲根藤枝 fujie@ict.okinawa

 

沖縄県里親会事務局:098-882-5709(嘉陽)

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