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第29回メルマガ発行!!

2021.05.14

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一般社団法人沖縄県里親会

 

里親会ホームページ会員向けニュース(一般用) 第29号(2021/5/14)

(このメルマガは、HPにて会員登録していただいた「すべての方」にお送りしています)

 

1.担当者徒然

2.お知らせ

3.質問、ご意見コーナー

4.その他ご案内

 

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1.担当者徒然

コロナの「まん延防止等重点措置」は延長され、全国的にもなかなか出口は見えませんね。沖縄県里親会としても来る今年度の「総会」をはじめ、「集まって話をする」だけでも解決できたり、軽減できたりることが多くある中、それがなかなか叶わず苦労しているところです...。

もうすぐ高齢者の方々を手始めに各地でワクチン接種もはじまるとのこと。誰とでも気兼ねなく会ってお話しできる日を心待ちに、今は三密を避け、マスクと手指消毒を徹底し、自らできることを積み重ねていきたいと思います...。

[崎原盛親]

 

 

2.お知らせ

a,里親会活動の自粛と「総会」について

続けてコロナ感染対策のため、地区サロンをはじめ里親会活動も自粛や縮小を余儀なくされています。そのため、新年度の表敬訪問や支援者へのご挨拶等、中止や延期が続いています。どうぞご理解ください。

また「沖縄県里親会」では、5/29(土)に予定している「総会」についても、参加者を縮小(定員20名)して行い、それ以外の方には「議決権行使書表決」や「委任状」の提出による参加をお願いしているところです。関係者の皆様におかれましては、ご理解とご協力をよろしくお願い致します。

 

 

3.質問、ご意見コーナー

沖縄県では、毎年一回、里親制度に関係するすべての機関が一堂に会し「沖縄県里親委託等推進委員会」を開催しています。昨年度は「コロナ」の影響で「文書のみ」での開催となりましたが、毎年さまざまな疑問や意見をぶつけ合い、現状の改善を図っています。

今月もその討議内容を、ピックアップしてご紹介します。

今回は(その4)です

 

Q,措置児童の家庭復帰時の対応について(児相への要望)

・家庭復帰の際に、日々児童とふれあい理解している里親の意見がほとんど反映されていない現状を憂慮します。たとえ幼児であっても、里親の意見を確認し反映するシステムにしていただきたい。可能であれば、里親の意見も含めて決定された家庭復帰の流れを、できるだけ文書等で明示し、里親と共有してほしい。「家庭復帰が適切であると決定した理由」についても、里親が安心して子どもをお返しできるよう説明を求めたい。

その他、措置時、解除時、あるいは問題発生時には、担当ワーカーと頻繁に連絡を取りたいと思ってもなかなか一度で連絡がつかないケースがあることから、里親専用の緊急連絡先やメールアドレス等、工夫をしてほしい。

また「家庭復帰後」についても、「子どもたちの育ち」を心配し思い続けている里親のために、定期的な見守り情報を開示することや、その後の実親支援等に「希望する里親」を活用することなども、検討してほしい。

 

<答>[児童相談所]

里親の皆様が我が子同様に里子に愛情を注ぎ、養育してくださっていることから、里子の家庭復帰について、不安な気持ちになることは理解しています。ただ、生みの親が子どもに果たす役割の重要性を認識し、子どもが実家族と共に生きていくことを支援することも里親の役割でありますので、今後とも児童相談所との連携をお願いしたいと存じます。個人情報の観点からすべての情報を開示することはできないこともありますのでご理解ください。

県では24時間対応の子ども虐待ホットラインの体制が取られていますが、虐待相談受理のためのものとなっています。ただ、里子の事故や入院等の緊急時には里親からホットラインに連絡を受け、担当ワーカーに引き継ぐことは可能です。

措置解除後の児童及び実親支援については、予測できないトラブルに発展した際、責任の所在がはっきりせず「元里親」個人の生活にどれだけ影響が及ぶかも判断できません。また、制度化されていないため、行政機関である児童相談所から積極的に交流を進める立場にないと考えます。

 

以上です。

児相と里親との関係について、「子育て」がうまくいっている場合には問題ないのですが、子どもたちの問題行動が大きくなった時や、あるいは家庭復帰の際に、「立場の違い」がボタンの掛け違いに発展し、それが不信感へとつながってしまうケースが時々起きています。

大切なのはお互いの立場を理解する「努力」と「対話」だと思います。私たち里親も、様々な研修や、先輩里親の経験談、また関係機関とのコミュニケーションの中で、自分たちの役割や必要なことを学び、身につけていきますが、同様に関係機関に里親の思いを伝え、知ってもらった上でコミュニケーションを図っていく努力も続けていきたいものです。

先進国の中で里親制度の立ち後れてしまっている日本の現状の中では課題は山積で、里親からは不満の声も聞かれますが、だからこそ前に向かってしっかり進んでいくことが必要です。そういう意味で、このような意見交換はとても大事であると考えます。具体的なことについてはケースバイケースで一概に答えが見つからないことも多々ありますが、続けてコミュニケーションを通して改善を図っていきたいと思います。

一方、土日や夜間に多い、子どもの突発的な病気や問題行動について、担当者に「伝言を伝える」のがせいいっぱいの現状は、速やかな改善を要望しているところです。

 

4.その他ご案内

「さとおや会だより第3号」をHPの「ブログ欄」に掲載しています。ダウンロードもできますので、ぜひご活用ください。

それでは、次回メルマガ発行は2021/6/12頃を予定しています。続けてどうぞよろしくお願いします。

 

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発行:文書委員会

崎原盛親 kibou@nirai.ne.jp

仲根藤枝 fujie@ict.okinawa

玉城優子 ikeyun39@ezweb.ne.jp

 

沖縄県里親会事務局:098-882-5709(嘉陽)

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