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第27回メルマガ発行!!

2021.03.16

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一般社団法人沖縄県里親会

 

里親会ホームページ会員向けニュース(一般用) 第27号(2021/3/16)

(このメルマガは、HPにて会員登録していただいた「すべての方」にお送りしています)

 

1.担当者徒然

2.お知らせ

3.質問、ご意見コーナー

4.その他ご案内

 

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1.担当者徒然

心配していたコロナ禍での「高校卒業生壮行会・激励会」を、先週無事に開催することができました。感染症対策のため、今回は限られた人数での開催となりましたが、会場は子どもたちの希望に溢れた思いと、それを心から応援する方々の熱気で溢れていました。

式典の様子については、今月末発行予定の機関紙「さとおやだより第3号」でお知らせする予定です。「さとおやだより第3号」については、4月以降、関係各所に配布する他、ホームページでも閲覧できるようにしたいと思います。どうぞ楽しみにお待ちください(^^)

[崎原盛親]

 

 

2.お知らせ

a,里親家庭卒業児の「高校卒業生壮行会・激励会」が無事に開催されました。

過ぎた3/13(土)、無事に「高校卒業生壮行会・激励会」を開催することができました。

今年は新型コロナの影響を受けて、ギリギリまで開催可否の判断を迷いましたが、短時間で、人数を絞って、飲食禁止で、等、感染症対策を講じて、なんとか開催にこぎ着けることができました。そしていざ開催してみると、8名の卒業生たち(内6名が参加)の凜々しい姿や、夢に向かって進む力強い情熱、そして里親子で培ってきた愛の絆の深さなど、文字ではとても表せないたくさんのパワーを感じることができました。

当日はお忙しい中、ご参加くださった来賓ならびにご家族、関係者の皆様、心より感謝いたします。そして今回残念ながら人数制限によりご参加いただけなかった多くのみなさま、ぜひ今後も子どもたちのことを心に想い、応援ください。

また、子どもたちのために支援金、記念品、また壮行会費を提供してくださったすべてのみなさまにも心よりお礼申し上げます。

 

 

3.質問、ご意見コーナー

沖縄県では、毎年一回、里親制度に関係するすべての機関が一堂に会し「沖縄県里親委託等推進委員会」を開催しています。今年度は「コロナ」の影響で「文書のみ」での開催となりましたが、毎年さまざまな疑問や意見をぶつけ合い、現状の改善を図っています。

今月もその討議内容を、ピックアップしてご紹介します。

今回は(その2)です

 

Q,「2沖縄県里親会」ならびに「里親会員」への要望や理想像について(県への質問)

・「沖縄県里親会」においては、里親の資質向上と社会への広報活動、ならびに、関係機関と里親間の意思疎通の橋渡し役としても努力しているところですが、これらの「里親会活動」ならびに「里親」の現状への具体的要望や理想像等あれば、お聞かせください。

 

<答>

乳幼児期の愛着形成期には、より家庭的な環境での養育が重要であることから、受託可能な里親の絶対数が必要なことは当然ながら、乳幼児のショートステイ等の短期間の措置にも対応できる里親が必要不可欠であるため、県内においてもそのような里親を育成していく必要がある。

一般的に「里親」というと、長期間、親子関係のように子どもと関わると考えられていることが県内でも見受けられる。長期、短期を問わず、地域で里親による子どもを育む環境が実現できれば、児童相談所が実親から里親措置の同意を得ることが容易となり、里親制度が地域や県民にとって身近なものとして浸透することが理想像である。

里親会の活動については、里親登録前の研修事業や里親月間における里親制度の広報活動等、引き続き里親の新規開拓や資質向上にご協力をいただきたい。

 

 

以上です。

文面だけでは少し読みづらい部分がありますが、現在沖縄県が目指している里親制度の目標が、この回答からは見て取れます。それは、県内の里親委託率が頭打ちになっている理由の一つに「実親の了解を得られない」という問題があるという背景があります。その故、実親さんが子どもを「里親」に委託することを拒否し、本来ならば特定の大人との関係を深めるべき乳幼児期においてもそれが叶わずに、「児童養護施設(あるいは乳児院)」に措置しなければならない子どもたちが一定数いるのです。このような現状を改善するために、里親制度が子どもたちの最善の代替養育であることはもちろんとして、その上で、「家庭環境が改善」すればいつでも「家庭復帰」できるという安心感を、実親さんはじめ社会全体がもってもらうことが必要だと考えているのです。

この回答について、確かに個人的に同意できる部分も多いのですが、一方、客観的に危なっかしい養育をしている実親さんの顔色ばかりをうかがって、子どもの権利が制限されてしまうことがあるならば、それもまた「本末転倒」だと言わざるを得ません。私たち里親は毎日子どもたちと接し、その状況を一番に知っているものとして、子どもたちが家庭復帰できることを喜びつつも、本当にそれが最善であるのか、児童相談所と意思疎通をしたいと考えており、そしてまた家庭復帰を果たした後も、「親子として過ごした者」として、その子の「将来」にわたっても思いが残ることも、県には理解していただきたいとお伝えしているところです...。

 

 

みなさんの小さな疑問をメール等でお寄せ下さい。

またこれまでの養育体験で知ったことや耳寄りな情報もお寄せくだされば、

新しい里親さんにお知らせし、シェアすることができます(^^)//

 

 

 

4.その他ご案内

県独自の緊急事態宣言も明け、先の「壮行会・激励会」はじめ、沖縄県里親会の働きも少しずつ平時に戻りつつあります。先に触れた今年度2回目の「さとおやだより第3号」の発行も、新年度早々にはお配りできるよう準備が進められています。どうぞ続けて里親会と里親制度へのご理解とご支援をお願いします。

それでは、次回メルマガ発行は2021/4/10頃を予定しています。続けてどうぞよろしくお願いします。

 

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発行:文書委員会

崎原盛親 kibou@nirai.ne.jp

仲根藤枝 fujie@ict.okinawa

玉城優子 ikeyun39@ezweb.ne.jp

 

沖縄県里親会事務局:098-882-5709(嘉陽)

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