第19回メルマガ発行!!
2020.06.13
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一般社団法人沖縄県里親会
里親会ホームページ会員向けニュース(一般用) 第19号(2020/6/13)
(このメルマガは、HPにて会員登録していただいた「すべての方」にお送りしています)
1.担当者徒然
2.お知らせ
3.質問、ご意見コーナー
4.その他ご案内
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1.担当者徒然
ようやく、県内においては「新型コロナ」の影響も落ち着きはじめたでしょうか。里親会においても、今月からは里親同士の交流の場である「地区別サロン」再開が決定し、今年度上半期の新規里親登録のための「研修会」も、30名ほどの登録希望者によってスタートしました。
近年、喫緊の課題として「乳幼児」の「緊急一時保護の委託先」として活躍できる里親さんが多く必要とされている現状から、上半期の里親登録研修も「中止」や「延期」の話も出た中、開催することになりました。一部報道によると、コロナ自粛によって、家庭での「虐待」も増加傾向にあるとのこと。続けて必要な子どもたちに支援の手が届くよう、それぞれにできることを積み重ねていきたいものです。
[崎原盛親]
2.お知らせ
a, 一般社団法人「沖縄県里親会」総会決議と副会長交代のご案内
去った5/29 (金)に「書面表決」による総会が無事定数に達し、決議されました。「沖縄県里親会」は「理事会設置法人」となっておりますので、今後の会の運営については、「理事会」にて執行されることとなります。続けてよろしくお願いいたします。
なお今回の議題でありませんが、去った理事会にて、任期途中ですが、これまで副会長職を担っていた「新里祥子」が一般理事となり、代わりに「仲松学」が副会長として選出されました(残任期2021年5月まで)。会長「松川園子」と、もう一人の副会長「崎原盛親」に変更はありません。
b, 昨年度も「沖縄県里親会」をご支援くださりありがとうございました。
毎年、物心両面にて「沖縄県里親会」ならびに会員・里子たちをお支えくださりありがとうございます。特に昨年度、ご寄付等いただいた皆様の一覧が作成されましたのでご報告いたします。心より感謝し、また今後も変わらぬご支援を、どうぞよろしくお願いします。
・オリオンビール株式会社(子どもたちへのお年玉)
・沖縄海邦銀行労働組合(ご寄付)
・株式会社りゅうせき(ご寄付)
・沖縄県軍用地主会連合会(ご寄付)
・沖縄県・青少年児童家庭課有志(ご寄付)
・沖縄県社会福祉協議会を通して匿名(ご寄付)
・那覇市社会福祉協議会(ご寄付)
・浦添市社会福祉協議会(ご寄付)
・個人(2名)
・りゅうちゃん子どもの希望募金(高校卒業生への支援金)
・NHK歳末助け合い(高校卒業生への支援金)
・RBCiラジオ(高校卒業生への支援金)
・琉銀ゆいまーる助成金(高校卒業生への支援金)
・イオン琉球労働組合(卒業生壮行会支援金)
・大阪児童福祉事業協会アフターケア事業部(卒業生支援品)
・マックスバリュー伊祖店(クリスマス会お菓子)
・沖縄ファミリーマート(クリスマス会ケーキ)
・HELPOKI[ヘルプオキ](クリスマス会プレゼント)
・國和会(映画招待)
・琉球オフィスサービス(HP制作管理)
・株式会社セイバン(ランドセル寄贈)
a, 新年度委託等状況について(令和2年5月29日現在)
報告が遅くなりましたが、今年度も沖縄県内の里親制度の委託等状況についてお知らせいたします。報告は5月29日現在です。
登録里親数:260世帯(ファミリーホーム9世帯含む)
受託里親世帯数:103世帯(+ファミリーホーム9世帯)、未受託里親世帯数95世帯[中央管轄とコザ管轄とでは世帯数が重複するので実数とは若干の差があります。また現在活動休止中の里親さんは、登録里親数には含まれますが「里親会員」としての活動がないため、受託数・未受託数には含まれません。]
委託児童数:134名[措置費請求事務の関係でファミリーホーム委託児童(30~40名程)については、この数字には含まれていません。また「一時保護」にて委託されている児童(乳幼児含む)についても、この数には含まれません]
続けて子どもたちの育ちのために、みなさまのご理解とご支援をよろしくお願いいたします。
3.質問、ご意見コーナー
Q,沖縄県里親会「現状調査アンケート」から(3)
A.引き続き、過ぎた2月に「沖縄県里親会」会員に向けに行われた「現状意向調査アンケート2020」の回答結果から、今の沖縄の「里親の現状」についてお伝えしたいと思います。
(アンケート回収状況:送付総数「188世帯」、「回答数96世帯(回答率51%)
今回ご紹介するのは、「受託希望」欄の「自由記述」から、特に「一時保護」についての意見を抜粋してご紹介します(内容は多少修正を加えています)。
問,受託についての希望や考えについて、自由にご記入ください。
・一時保護は最大2週間ほど可能です。
・一時保護は条件が合えば可能です。
・母の介護があるので、タイミングが合えば可能。
・児童相談所は、里親家庭の「タイミング」があることを理解してほしい。
・現在、月に1~2度、一週間程度の一時保護を受け入れています。
・現在家族の病気のため受け入れ困難。症状が安定すれば、一時保護を含めて何でもやりたい。
・現在受託している子が高学年ぐらいになって落ち着いたら、措置も一時保護も受け入れたい。
・一番の希望は長期のお預かり。
・一時保護でも良いが、本当ならば長期で預かり、家庭の良さ、絆を親子で深めていきたい。
・一時保護の子が家を去った後、上の子に爪噛みやおねしょ等あったため、できるだけ長期でお預かりできる子をお願いしたい。
・一時保護の必要性は感じるが、別れがとても悲しく、尾を引く。
いかがでしょうか?
「一時保護」とは、現在の家庭環境に課題がある場合に、調査や判定、家庭支援の方策や措置の準備の期間中、一時的に「該当児」が安心して生活できる場所を提供するために行われます。県内には2か所の「一時保護所」がありますが、常に満床の状況であることや、年齢も状況も様々な子どもたちが暮らすことから、施設や里親家庭での一時保護も多く行われています(特に乳児は「一時保護所」には入所できません。また乳児院も、常に満床な状態が続いています。)。そのため、里親さんが通常の「措置委託」ではなく、「一時保護」の受け入れ先として活用されている現状があります。
そのような中で、アンケートでは大きく「3つの課題」が見えます。
1.「一時保護」は急な対応が必要となるため、里親さんが準備や環境を整えるのが難しく、負担が大きい。タイミングもかなり重要である。
2.「一時保護」の場合、期間が定まらないので、子どもとの関係性を含めて、家庭内でのバランスや距離感、また今後の計画等を立てることが難しい。
3.「一時保護」であっても、里親家庭からすると「家族の一員」なので、突然やってくる「お別れ」には相当な痛みが伴う。
ということだと思います。
このような課題がありながらも、子どもたちのために積極的に「一時保護」委託を受けてくださる里親さんもおられます。ぜひお近くに里親さんがおられたら、ご理解、ご支援くださいね。
それでは、今後も「アンケートの結果」をもとに、一緒に県内の里親制度の現状を考えていきたいと思います。どうぞお楽しみに(^^)//
4.その他ご案内
今年10/31から県内で開催予定だった「全国ファミリーホーム協議会研究大会」は、コロナの影響を鑑み、「中止」が決定しました。残念ですが今は無理をせず、次年度以降に再度、開催を検討していくことになります。
それでは、次回メルマガは7/11頃の発行を予定しています。続けてどうぞよろしくお願いします。
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発行:文書委員会
崎原盛親 kibou@nirai.ne.jp
仲松学 sakuramita0102@ezweb.ne.jp
仲根藤枝 fujie@ict.okinawa
沖縄県里親会事務局:098-882-5709(嘉陽)
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