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第18回メルマガ発行!!

2020.05.09

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一般社団法人沖縄県里親会

 

里親会ホームページ会員向けニュース(一般用) 第18号(2020/5/9

(このメルマガは、HPにて会員登録していただいた「すべての方」にお送りしています)

 

1.担当者徒然

2.お知らせ

3.質問、ご意見コーナー

4.その他ご案内

 

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1.担当者徒然

新型コロナウイルスの「緊急事態宣言」が今月末まで延長されましたが、一方県内では新しい感染者が0の日が続いていますね。このままうまくコントロールできると良いのですが...。

沖縄県里親会では、続けて「地区別の里親サロン」はじめ、催事の中止や延期を続けています。さらに今年は「総会」についても「書面表決」で行う形で準備を進めています。

子どもたちの「休校」や預け入れ先のこと、また今後の進学や就職のことなど、先はまだまだ課題山積ですが、その解決に向けた努力が、また「次の課題」への力となっていくものと期待します。続けて前に向かって一歩一歩進んでいきたいものです。

[崎原盛親]

 

 

2.お知らせ

a,里親会活動の自粛と「総会の書面表決」について

続けて県より、10名以上の集まりの自粛と、ここサポ、里親専門支援相談員等の来所、訪問、同行の原則中止要請を受けています。このため前回もお伝えした通り、新年度の表敬訪問や支援者へのご挨拶等、例年行っておりましたプログラムについても、中止や延期が続いています。どうぞご理解ください。

また「沖縄県里親会」では、毎年5月に行っている「総会」についても、今年度は「書面表決(定款第4章第19条)」にて行うことにしています。関係者の皆様におかれましては、ご理解とご協力をよろしくお願い致します。

 

B,「沖縄県社会的養育推進計画」の策定について

昨年、沖縄県内の児童養護に関わる行政・民間機関が集まり、それに沖縄県里親会も協力をして話し合いを進めてきた「沖縄県社会的養育推進計画」が、年度末に無事策定されました。これは「児童福祉法の理念のもと、子どもの権利を基礎とした社会的養育の体制整備の基本的な考え方と全体像を示す方策」を定めたもので、現在の状況から2030年までの10年間にわたる社会的養育の基本計画、ならびに数値目標などがまとめられています。現在沖縄県のホームページにて計画書をダウンロードすることができますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。

( https://www.pref.okinawa.jp/site/kodomo/shonenkodomo/jido/r2keikaku.html )

 

 

3.質問、ご意見コーナー

,沖縄県里親会「現状調査アンケート」から(2)

 

A.前回に引き続き、過ぎた2月に「沖縄県里親会」会員に向けに行われた「現状調査アンケート2020」の回答結果から、今の沖縄の「里親の現状」についてお伝えしたいと思います。

(アンケート回収状況:送付総数「188世帯」、「回答数96世帯(回答率51)

今回ご紹介するのは、里子の「受託経験」についてです。結果は以下の通りとなりました。

 

問,受託経験は?(措置委託)

なし(17[17.7]

あり(76[79.2]

未回答(3[3.1]

 

問,受託経験は?(一時保護)

なし(40[41.7]

あり(53[55.2]

未回答(3[3.1]

 

問,受託経験は?(季節里親、週末里親、等)

なし(48[50.0]

あり(41[42.7]

未回答(7[7.3]

 

いかがでしょうか?

まず「措置委託」については、約8割の里親さんが「受託経験あり」となりました。一方で、里親登録後も里子の委託をまだ受けていない方が「約2割」もおられます。さらに受託経験があっても、現在は里子を預かっていない方もおられますので、実際には「今現在の登録里親」だけでも、もう少し「里子を受け入れる余力がある」と言えるでしょう。

また次の「一時保護」についても、5割以上の方が受託を経験されていて、「里親」が「緊急一時保護」の預け入れ先としても活用されていることがわかります。特に近年は「乳幼児」の一時保護が増えており、その行先として、満床の「乳児院」に代わって里親家庭に一時保護される形が急増しており、それに即応できる里親が求められています。

最後に「季節里親、週末里親」での受託は、「沖縄県里親会の独自事業」としてボランティアで行われているもので、普段「施設」に入所している子どもたちを、「週末」や「長期休暇」の際に里親家庭にてお預かりする事業です。ごくわずかな期間であっても、子どもたちが「家庭」を体験することは、将来「自らの家庭」を築く上での「モデル」となる貴重な体験となるものと確信し、事業を続けています。ただし、私たち里親にとって「痛み」である「お別れ」が頻繁になされることや、委託できる子どもたちが「実親との交流が著しく乏しいケース」等に限られることから、実施数としては「毎年数件ほど」と少ないのが現状です。

 

それでは、今後も「アンケートの結果」をもとに、一緒に県内の里親制度の現状を考えていきたいと思います。どうぞお楽しみに(^^)//

 

 

4.その他ご案内

コロナの影響によって、県外に「今春進学した子どもたち」の生活にも「多大な影響が出ている」との声が事務局に寄せられています。沖縄県里親会としては、全国里親会にこの件に関する「要望書」を提出した他、今春「壮行会」を行えなかった分、わずかではありますがこのような子どもたちのために「金銭的サポート」をする方向で検討をしています。ご理解をお願いします。

それでは、次回メルマガ発行は6/13頃の発行を予定しています。続けてどうぞよろしくお願いします。

 

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発行:文書委員会

崎原盛親 kibou@nirai.ne.jp

仲松学 sakuramita0102@ezweb.ne.jp

仲根藤枝 fujie@ict.okinawa

 

沖縄県里親会事務局:098-882-5709(嘉陽)

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